大規模修繕工事を進めるに当たって‼

分譲マンションや賃貸マンションにおいて、維持保全が重要ですと皆様方が認識されるようになって、約30年が経過いたしましたが、30年以上前までは、コンクリート構造物は、傷みにくく改修工事も頻繁に行わなくてもよいくらいの常識がまかり通っていました。
当然のことながら今のように書店で目にする今のように書店で目にする大規模修繕工事関連の書籍は、ほとんど皆無と言ってもよかったかもしれません。

当社では、これから、建築部ログにて皆様が大規模修繕工事を進めるに当たって、何を注意し、どのように進めていけば、より良い工事を実現できるのかに焦点を当てた資料をご提示してまいります。


この資料作成に当たっては、当社の担当者が管理会社にて25年間勤務した中で、日常管理、維持メンテナンス業務、小修繕工事、大規模修繕工事の設計・監理・施工、長期修繕計画、公的補助金申請から交付等の経験を織り交ぜて記述してまいりますので、ご参照いただければ幸いです。

また、直接、詳細がお知りになりたい方につきましては、ページ巻末の連絡先にお問い合わせいただきましたら、専門の担当者が対応いたしますので、宜しくお願い申し上げます。

では、早々に大規模修繕工事についての説明をQ&A形式にて進めてまいります。

大規模修繕工事ってなに?

一般的に建物は、建築されてから10年目までは、デベロッパーや施工会社によるアフターサービス工事や瑕疵補修工事、鉄部塗装のように10年以内に実施する小修繕工事等を行います。
そして、10年を迎えようとする頃から経年劣化による損傷個所が顕著に見受けられるようになってきます。
ここで、管理組合様、自治会様、オーナー様など建物の維持保全の管理を任されている管理者が、建物の調査・診断を行い建物外周に作業用の仮設足場を設置して、建物の共用部全体の工事を実施することとなります。
これを、大規模修繕工事と呼んでいます。

大規模修繕工事は、何年毎に実施するのですか?

30年程前は、10年毎に実施することが推奨されていましたが昨今は、使用材料の性能向上により12年~15年毎に実施することが推奨されるようになってきました。
また、大規模修繕工事は、建物の傷んだ箇所を補修し、新築時のレベルに戻すことと言われていますが、厳密には、新築時以上の性能を確保うための工事といます。
使用材料の性能が向上したことにより修繕周期を伸ばすことが可能となっておりますが、この使用材料の選定を誤ると修繕周期が短くなるということも起こり得ます。
慎重に検討することをお勧めいたします。
詳細につきましては、お問い合わせフォームからお問い合わせください。

建築部